他サイトのリフォーム相談サイト掲示板に寄せられた相談内容をそのまま転機しています。
A(相談者様からの質問内容)
母が電磁波過敏症を患っており、家の中で落ち着ける部屋がありません。
現段階での対策として、ブレーカーを落とすことくらいしか出来ることがなく、それをしてしまうと必要最低限の電化製品(電話もしくは冷蔵庫など)も電気が落ちてしまいます。
一応家のブレーカーは10個ほどに分かれてはいますが、それでも一部屋ずつのブレーカーであるためにエアコンさえ使えなくなります。
解決法としては、ブレーカーを更に細かくすることしかないでしょうか?もしくは電磁波の伝わりにくい特殊な壁材でのリフォームなどが出来るのでしょうか?
よろしくお願いいたします。
A(私が回答させて頂いた内容)
別の質問の高気密住宅での暑さを軽減したいの回答をさせて頂きました深澤です。
低周波 電界また低周波 電界場のシールド材・シールド生地・シールドクロス等のシートを貼ると良いです。
R(相談者様からの返信)
深澤様ありがとうございます。このシールド材などは、一般的に個人で手に入れることは容易なのでしょうか?専門の業者に依頼しなければ難しいのでしょうか?
R(私からの相談者からの返信に対する返信)
再度の質問ありがとうございます。
はい!ネットでも販売されており誰でも手に入ります。
ただ、これを貼ると家内部は更に高気密になり、湿気が蒸れますので、その対策もしないといけません。
内装工事業者屋さんというよりは、湿気対策の事を分かっている専門業者さんか、空調に詳しい専門職がいる工務店や建築家に相談して工事をしてしもらったほうが良いです。
住宅内部の湿気対策は先ほど言いましたように小手先の技術でありますので、家内部で出切る事は東西南北で言いましたら、北側から冷たい空気を取り入れ、南側に暖かい湿気を逃がすという空気の通る道を作る事です。
私は宮大工系の子孫ですのでそちらの立場からヒントを出します。
昔は和室の家が主流でした。どこのお宅にも各部屋にランマ(欄間)が有りました。この欄間が縦に3部屋4部屋と襖で間仕切りをした住宅、または時代劇で出てくる館のような和室部屋をご覧になられた事があると思いますが、その欄間が湿気のこもりやすい縦に並んだ部屋の湿気の流れる道を確保したのです。一つの部屋だけで換気扇をつけても意味がないです。
昔の家は北側に床の間があれば 床の間の畳に近い低い位置に窓をつけて北からの冷たい空気を取り入れそれが各部屋の欄間を通り、南側の部屋の高窓の上の(欄間部分)から外へ湿気を逃がしました。ちなみに私の従兄弟は欄間大工の人間国宝の息子だったのですが、現在は65歳という若さで逝去していず、息子がいなかったので、その代で欄間大工の家系は途絶えてしまいました。
これがヒントです。(空気を取り入れる口から空気を逃がす口までは障害物がないようにしてあげる事です)
参考にして下さい。
(相談者様からの御礼及びコメント)
大っ変勉強になりました‼︎‼︎そして非常に分かりやすく説明していただき感謝いたします。
確かに祖父母の家の和室と和室の間の天井部分には欄間があり、床の間の下部には横に長いドアが付いていました。それを今の家と照らし合わせると、廊下を挟んで北側と南側の部屋があるのですが、その仕切りの上部には欄間ならぬ小窓がありました。しかしそれを遮るような形で絵を飾っていましたので、早速それを除去いたしました。また、床の間の下部にも小さな窓がありますので、そこも頻繁に開放しようと思います。
最後にシールドの件ですが、専門の知識を持たれる方を探し、お願いしようと思います。
二つの質問に渡り総合的に解決策をご教授いただき、本当に感謝いたします。ありがとうございました‼︎