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リフォームQ&A
サイディングの種類は

木質系サイディング
天然木などを塗装したものです。表面を炭化処理したムカシのものが実は日本の風土にあってたりします。表面に被膜を作ってしまう塗装は木材の呼吸を止めてしまうので、かえってよくありません。

窯業系サイディング
セメントに木片などを混ぜて、強化してプレス成形で板状にしたものです。
表面はセラミック塗装を施しています。
5〜7年でシーリングの打ち替えなどを、7〜8で再塗装が必要といわれています

金属系サイディング
スチールの板などを表面に、裏に断熱材を入れたものです。サビないかぎり、腐食する可能性が低い。  

   
金属系サイディングの種類は
金属系サイディングは現在下の2書類に大別できます。

アルミサイディング
 表面材に、アルミ合金を素材としたもの
 酸化すると耐腐食性にすぐれた強力な皮膜を形成するので、鋼板のようにサビてもろくなることがありません。

ガリバリウム 鋼板サイディング
 ガリバリウム鋼板、素材を表面材としたもの

  外壁材として使われている鋼板には 
 ●溶融亜鉛メッキ鋼板【カラー鋼板GI】、
   俗に言う『カラートタン』と言われる鋼板、そして、
 ●溶融亜鉛
   5%アルミニウムメッキ鋼板【ガルファン鋼板GF】、
   『今までの鋼板に5%だけ表面にアルミニウム金属をメッキしたもの』
●溶融亜鉛55%アルミニウム 亜鉛合金メッキ鋼板
   【ガルバリウム鋼板GL】

  の3タイプがあります。
 この中で鋼板として 耐食性に優れた鋼板 ということで、ガルバリウム鋼板を素材とした、外壁材、屋根材がアルミ合金より安価ということで、最近普及してきました。
アルミの種類は
アルミニウムは酸素に触れると酸化被膜を形成し、酸やアルカリによる腐蝕を防ぐ性質があります。(不動体という)
仮に表面の酸化被膜がとれるようなことがあっても、またすぐに酸化して被膜が形成されます。

アルミ合金の種類
合金種類
品番
合金の特長
純アルミニウム
(Al)
1000
番系
純度99%以上のアルミ金属で99.95%以上のものは高純度アルミといいます。反射板、送配電材、放熱材などに使われる。
1・合金より柔らかく加工しやすい
2・溶接や表面仕上げがきれい
3・耐食性が非常によい
(例)日常では一円玉に使用されています
アルミニウム(Al)
+銅(Cu)
2000
番系

強度や硬さを増しますが耐食性に劣る。航空機用材、輸送機器、機械部品などに使われる。ジュラルミンケースもそうですね。
1・軟鋼を50%も上回る引張強さ
2・機械加工も比較的よい

アルミニウム(Al)
+マンガン(Mn)
3000
番系
マンガン約1.2%の合金で強度耐食性ともによい。アルミ缶のボディ部分などの容器、日用品、住宅外装など幅広い用途で使用される。
1・純アルミより強度20%程高い
2・耐食性もほとんど純アルミと変わらない
アルミニウム(Al)
+ケイ素(Si)
4000
番系
1・湯流れが良いので砂型アルミ鋳物として使える
2・融点が低いので溶接棒、ろう付に使える
3・ケイ素5〜6%位までは純アルミとほとんど耐食性が変わらない
4・陽極酸化処理によって暗灰色の自然発色皮膜を作る。
アルミニウム(Al)
+マグネシウム(Mg)
5000
番系
耐食性は純アルミと同じで腐食環境によっては純アルミより優る
1・耐食性は特に海水に対して強い
2・強度が高く硬い
3・溶接しやすい
アルミニウム(Al)
+マグネシウム
(Mg)
+ケイ素(ケイ素)
6000
番系
熱処理によってMg 2 Siが折出して硬化する。
建築用サッシなどで使用されている。
1・加工しやすい(押出)
2・耐食性が良い
3・溶接、切削性もよい
4・硫酸法により陽極酸化皮膜を行った場合に無職透明の皮膜が得られる。
アルミニウム(Al)
+亜鉛(Zn)
+マグネシウム
(Mg)
7000
番系
時効硬化性で熱処理後の強度はアルミ合金の中で最も大きい。航空機、新幹線を初めとする車両用構造材、スポーツ用具などに利用
1・非常に硬くて強い(熱処理をして使う)
2・溶接構造材に使う
例)高強度を必要とする機械の部品等、高級スケートのブレードホルダーやブラケット等。スキーのストック(ポール)にはA7001材を使用。
特徴:最高強度のアルミ合金。加工性良好、押出加工性は良くない。(肌が綺麗にならない)

5000番系のアルミ合金を使用したものがサイディング材として優れています。
   
ガリバリウム鋼板は腐蝕しない?

残念ながら、全く腐蝕しないということではありません。
結局、亜鉛が溶けて(犠牲防食)、腐蝕を防ぐわけですから、素材本来が、永久に腐蝕しないというものではありません。もちろん、亜鉛鉄板(トタン)などより、はるかに長持ちしますが。しかしながら、「酸化」することによって、強力な被膜を表面に形成するアルミニウムと比べれば、耐蝕性に劣ると言わざるを得ません。

素材自身の問題の他に、実際に施工した時の問題もあります。

問題は、鋼板が露出した時です。
鋼板自体は耐腐食性がないので、そこから錆がひろがっていきます。
施工時には、切断して加工するわけで、切断面の防錆加工が不十分だとそこから腐蝕していくことになります。


木材の性質とは
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